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ソフトウェア・レビュー(源氏物語追記付き)

俺が使っている ATOK 16 をアップグレードしようとしたら、「一太郎2008 特別優待版」(ATOK もしくは Word のユーザーなら特別優待版の対象となる。)が、アマゾンで 8,432円だった。思わず買ってしまい、その後でお試し版をダウンロードしたのだが、なかなかよろしい。

ビジネスシーンだともはや Microsoft Word の優位が崩れることはない。しかし、過去、日本国内で MS-DOS 全盛期には「ワードプロセッサー」と言えば「一太郎」と相場が決まっていた。

ダウンロードして評価したのは、原稿用紙モード。まあ、原稿用紙のテンプレートを読み込んで、それから文章を書くのだがかなり良い。昔、マックで「たまづさ」と言う原稿用紙ワープロを使っていたのだが、「たまづさ」の愛好家だったら、「一太郎 2008」は、お勧め出来ると思う。Word はデファクトスタンダードとはいえ、日本に特化したソフトではない。一方、一太郎は日本人が使うことを前提に作られている。少なくとも物書きには嬉しいソフトだ。また、そんな凝った Word の使い方をしなければ、一太郎 2008 で Word ファイルをほとんどレイアウトを崩さずにインポート出来、Word に対してもほとんどレイアウトを崩さずにエクスポート出来る。ジャストシステムには是非マック版の一太郎を再び作って欲しい所だ。その時は Windows 版のユーザーには特別優待サイドアップグレードのパスを作ってくれれば最高だ。

次に、買ったのが、「CorelDRAW Essentials 3 日本語版 特別優待版」(Word を持っていれば、アマゾンで 6,703円だ)だ。CorelDraw と言うと「使えないドローソフト」というイメージが強かったのだが、内部でレンダリングエンジンを持ち例えば 2mm の線ならどの方向に引いても 2mm になる。ユーザーインターフェイスは独特で、最初、綺麗な矢印の作り方が判らなかったが、何のことはない、ツールバーに始点終点の形状を決める項目があり、矢印のプリセットパターンから簡単に選べる。Illustrator と違い、直線なら自動計算して、例えばフローチャートのボックスへぴたりと矢印を付けることが出来る。残念がなら曲線はずれてしまい、編集も現時点でエレガントにすることは無理だが、例えば「フローチャートを作る」といった目的には「インタラクティブ・コネクタ・ツール」が非常に便利で、ビジネスマンやエンジニアが使うのにはもってこいだろう。もっとも、評価自身はダウンロード出来るのが CorelDRAW X3 と言う高価なバージョンなのだが、さすがにこの辺の機能は CorelDRAW Essentials 3 でも削っていないだろう。Corel には「CorelDRAW Essentials」のマック版を作って欲しい所である。X3 は Illustrator と競合してしまい、プロのデザイナーなら Illustrator を選択するに決まっているから、X3 のマック版を作るのは Corel の利益にならない。アップルに問い合わせた所、マックユーザーの中で低価格で使えるドローソフトの需要は少なくなく、CorelDRAW Essentials のマック版を作るのは利益にかなうだろう。

源氏物語追記:

俺が思わず興奮してしまった、「御ちぎり深りけむ」。与謝野晶子も今泉忠義も完全に嘘の訳をしているねえ。まるで、デュマの「三銃士」をミレディーのくだりについて少年少女むけの岩波少年文庫のようにまずい所は全部カットしたように。

「御ちぎり深りけむ」の「ちぎり」とは、確かに「縁」とか「約束」と訳せない訳じゃないが、ここでは、「夫婦の交わり」、つまり「セックス」と解釈するのが正しい解釈。露骨な言葉で原文を訳せば「天皇とのセックス三昧であった」と訳すのが必然。「文学」と言う物を「高尚な物」とする馬鹿な輩が、与謝野晶子みたいな嘘の訳を生む。確かに「源氏物語」は「『神域の音楽』としての文学」であるが、それには「真実」が含まれるからと言う理由もある。紫式部は「源氏物語」と言うフィクションを「真実」の領域まで引き上げた。だから偉大なんだよ!(激)

本当、今の文学者は馬鹿だと思うよ。