Matsuda Roadstar MX5 Red

今日、晴れていたので、古着を売りに高円寺まで行こうとしたら、真っ赤な Matsuda Roadstar MX5 が展示してあるディーラーが目にとまり、思わず立ち寄ってしまった。
試乗出来るという事なので、早速試乗。実は MX5 の黒に以前試乗した事があって、その驚異的な加速に驚いて気に入ってしまったのだが、アクセルが敏感すぎ、試乗一発目はエンストしてしまい、交差点で半クラッチからの発進に不安があったのだ。僕の基本色は黒なのだが、最近は赤になりつつある。真っ赤なスポーツカーは憧れだ。
試乗して驚いたのが、以前と比べて半クラッチを取る事が凄く簡単になったという事だ。これは多分、排気量を 2000cc にアップし、低速トルクが増えた事に起因すると思う。ディーラーの人に聞いたら出始めの MX5 は 1800cc だったそうだ。
実は以前日産のフェアレディーZに試乗した事があったのだが、293馬力はものすごかったが、マニュアルのシフトがスムーズに決まらない。その点、MX5 はサクサク入って気持ちが良い位だ。
後、決定的なのはコックピットに入ったときのフィーリング。何かオーラを感じる物がある。ふわ〜!、とこみ上げてくる物があって思わず惚れてしまいそうだ。ドアは重めの作りでばっしっと決まり快感さえ感じる。この車は「完璧以上」と言って問題ないだろう。前回確認しなかったラゲッジスペースも想像よりかなり大きかった。
今は、財布に入っているお金が全財産だが、障害厚生年金(2級)を貰えるあてがあり、過去5年にわたって貰えるため、その気になれば買える値段だ。もちろん、月々に貰える年金で写真の腕を磨き煙草代を含めた生きていくためのコストを引いた後のお金で、車が維持できることが前提だが。
対抗車種はトヨタの MR-S なのだが、基本価格が MX5 より安く、スターレット、トレノ、と乗り継いできたユーザーだから割引が有利と言う点とハイオク車ではない(レギュラーガソリン仕様)と言う点、後はトヨタが後方から時速 40Km/h で突っ込まれたとき乗員の生命を保証し得るデーターを持っていると言う点、を除けば現時点ではあまり魅力のない車だ。最寄りディーラーの担当者が僕の経済状態を知っているから試乗は年金を貰えるめどが立つまで出来ない、その時点まで見た事すらない車の評価は出来ない。トヨタの車だから「完璧」なのは確かだろうが「完璧以上」じゃなければ、MR-S を選択する理由がない。先入観という物は恐ろしいもので、MR-2 と言うと「世界一つまらないミッドシップ」と言う印象をぬぐえない。実際、MR-S はミッドシップと言うより RR の車だ。911 じゃないんだから、事実上 RR になってしまう「ミッドシップ」に拘るトヨタの姿勢には疑問を感じる。
マツダのディーラーの新人セールスマンの言葉と前置きしておくが、トヨタは MR-S すら無くそうとしているらしい。そりゃ、今時、スポーツカーを買おうというのはモータースポーツが好きな奴に限られる。しかし、F-1 に参戦しているトヨタがスポーツカーのラインナップを無くすというのは、F-1 に高いお金出して参戦する理由として可笑しいじゃないか。限りなくスピードを含めたスポーツ性能を追求する F-1 レーシングカーの技術と実際に売るスポーツカー以外の技術と関連性が感じられない。
ル・マンで優勝したというのなら、「耐久性」をアピール出来るが、F-1 じゃあお遊びに過ぎない。個人的にも F-1 を世界最高のモータースポーツとは思っていない。ル・マンの方が格上だ。
最後に乗ったトヨタ車が、AE111 のトレノでこの車を凄く愛していたのに "TORENO" ブランドがなくなってしまった事が凄く悲しい。試乗した訳じゃないけれど、MR-S なんて言う走り屋に全くアピール出来ない路線なら、"TORENO" ブランドを復活し、2シーター、FR、カブリオレ、ライトウエイトスポーツとして売りに出せばいいのにと正直思う。
そうそう、時間がなくて試乗しなかったが、RX-8 のコックピットに乗ってみた。良い車だとは感じたが、MX5 に感じたオーラは感じない。しかし、世界中でただ一つロータリーエンジンを積んだ車、レッドゾーンは 9000RPM からと言うからものすごい。買う事はないが、レンタカーで乗れたら高速で 9000RPM を一度は出してみたい車だ。観音開きの4ドアもスポーティーなデザインを崩さず、4シーターとして後部座席のヘッドクリアランスも抜群で、「走りを楽しみたいけれど、家族持ち」という方にぴったりだと思う。機会があったら試乗したい。やっぱり、ロータリーエンジンはちょっと憧れる。

